ジェノゲスト出血しなくていいの?
ジェノゲスト(ディナゲスト)は黄体ホルモンの薬です。
0.5㎎と1㎎の2種類があって、
0.5㎎⇒月経困難症(月経痛)の治療薬で、
1㎎⇒子宮内膜症や子宮腺筋症の治療薬です。
病名は違いますが、中身は同じで量が違うだけなので、
両者をうま~~く使えば、いい感じで治療ができます。
月経痛の治療といえば、低用量ピルもそうですね。
両者を比較すると、
ピルは1日1回、ジェノゲストは1日2回。
1日1回でも飲み忘れることがあるのに、2回なんて無理!
という方もいますが、
内服をしている方に言わせると
「習慣になれば大丈夫ですよ」ということです。
それから、ピルは出血のタイミングがわかるけど、
ジェノゲストは休薬やプラセボ(偽薬)もなく、
継続して飲み続ける薬です。
ジェノゲストは子宮内膜を薄くして治療する薬です。
不正出血は副作用です。
飲み始めの最初はどうしても不正出血が起きやすくなります。
飲み続けるうちに出血の量も日数も減ってきます。
全く出血がなくなれば、痛みもなくなり快適です。
そうなればそうなったで不安になるのでしょうね。
「出血が全くないんですが、大丈夫ですか?」
と質問を受けることがあります。
大丈夫です。
(ジェノゲスト内服中の)出血は副作用なので、
副作用はない方がいいですよ。
※年齢や状況を考慮し薬の量は上手く調整させていただいてます。