低用量ピルもいい薬ですよ♡
「ジェノゲストは本当にいい薬だ」とブログに書いたら、ピルを飲んでいる患者さんから
「私もジェノゲストにした方がいいですか?」と言われてしまいました。
低用量ピルとジェノゲスト。
どちらも月経痛を改善させたり、子宮内膜症を治療する効果があります。
それぞれの特徴があって、それを考えながら処方しています。
低用量ピルのメリットをあげてみましょう。
1.飲むのは1日1回でよい。
2.出血する時期がわかる。
3.出血の時期をずらすこともできる。
4.1列が7錠で、曜日のシール(または曜日を記入する)があるので管理しやすい。
5.若くてタバコも吸わない健康な女性なら、安全に服用できる。
※血栓症のリスクは加齢(40歳以上)や喫煙で増えます。
ピルもジェノゲストも、今は金額は同じくらいです。
月経痛や子宮内膜症の治療効果は、ピルよりもジェノゲストの方が優れていますので、
ピルで痛みがとれない方はジェノゲストへの変更の話をすることもあります。
私はピルもジェノゲストも両方飲んだので、ピルの良さも、ジェノゲストの良さも経験してます。
1999年ピル発売当時は37歳。
それから2008年までピルを飲んで、ジェノゲスト発売と同時に薬を変えました。
46歳のときですね。
ちょうどいい時期にピルからジェノゲストに変更できたと思います。
ジェノゲストの副作用は不正出血ですが、長い期間ピルを飲んでいると子宮内膜が薄くなるので、ジェノゲストに切り替えても不正出血はほとんど起こりません。
低用量ピルとジェノゲスト、上手に使っていけるといいですね。