産婦人科医ひまわり先生のブログ

浮腫みを取る漢方ってあるの?

浮腫みを取る漢方ってあるの?

#漢方

昨日のブログに塩分取り過ぎて手が浮腫んだ!という話を書いたら、

「いったい何を食べたんだ」という質問をいただきました。

(勝手に質問されたつもりになってます。)

食べたものはいつもと変わりないのですが、豆腐と餃子に醤油をたっぷりかけました。

それから、市販のぬか漬けが美味しくて、キュウリ1本、人参半分、大根の3種類が入っていたのですが、一人で全部食べてしまいました。

漬物が原因だったと思います。

気をつけます。

さて、本日は浮腫みに効く漢方の話です。

一番有名なのは「五苓散(ごれいさん)」です。

利水(りすい)剤がたくさん入ってます。

利水というのは、水の流れをよくして水滞を改善させる作用のことです。

からだの中の水を、尿にして出すのとはニュアンスが異なります。

だから、五苓散を飲んでも脱水になることはありません。

滞った水は流しますが、からだに必要な箇所の水には影響を与えないからです。

五苓散だから、5つの生薬(薬草)からできてます。

沢瀉(たくしゃ)

茯苓(ぶくりょう)

朮(じゅつ)

猪苓(ちょれい)

桂枝(けいし)

いずれも水をめぐらせる作用があります。

でも、塩分取りすぎの浮腫みは、まずは食事に気をつけることですね。

(ハイ、わかりました。)

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