今日とても嬉しいことがありました。
大学に合格したAさん。
月経痛と月経調節で、去年の夏から低用量ピルを飲んでいました。
合格おめでとう!
合格したことも嬉しいですが、もっと嬉しかったのは、今後もピルを継続したいと自分で意思表示をしてくれたことです。
ピルを飲み始めたきっかけは大学受験です。
学校の試験の時に月経が当たってしまい、集中できなかったことがあったからです。
普段の生活でも、月経前にだるくなったり、月経中は無駄に一日を過ごしてしまうことがあり、その度に後悔していたそうです。
お母さんに連れられて昨年の8月に当院を受診しました。
月経痛の軽減と、月経調節を目的に低用量ピルを始めました。
毎日飲むのは大変だけど、頑張ってくれました。
1月~2月の受験日に出血が当たらないように調節して、本番は上手くいったようです。
そして、今日の外来です。
4月から大学生。
ピルを継続するかどうか、もちろん私は続けてもらいたいけど黙ってました。
お母さんが、どうする?って聞いたら、
Aさんは私の目を見てハッキリいいました。
「月経痛がないので、このまま続けたいです。」
きれいな目をしてました。
お母さんの顔色を見る子が多いですが、Aさんは違いました。
自分で決める。
自分で意思表示をする。
そんなAさんをみて、お母さんありがとうって思わず心の中で叫んでしまいました。
素敵に育ちましたね。
4月からの大学生活が楽しみですね。