親子で考える「HPVワクチン」
子宮頸がんとHPVワクチンについて、親子で一緒に読めるものがあるといいですね。
それぞれの自治体から送られてくる個別通知に厚生労働省のリーフレットがあります。
内容が改訂されて以前よりもわかりやすくなってますが、私の知り合いの産婦人科医が書いた書籍がとても分かりやすいので紹介します。
その第5章が「親子で考えるHPVワクチン」です。
本の内容を少し紹介します。
有害事象と副反応については一昨日のブログにも書きましたが、太田先生の本にもこのように書かれてます。
【副反応について】
(テレビなどで報道された)要するにあの症状は、HPVワクチンを打った〝あと〟に起こったものであることは事実ですが、HPVワクチンを打った〝ために〟起こったものではない可能性がとても高い。
ワクチンによるメリットのほうが、副反応によるデメリットよりもずっと大きい。
【産婦人科医はHPVワクチン接種をすすめます】
子宮頸がん検診は子宮頸がんを早期に発見して、早く治療することで死亡する人の数を減らすことが目標です。
それに対して、そもそも子宮頸がんにならないことが期待できるのがHPVワクチンなのです。
予防できる病気は、予防した方がずっと得なのです。
太田先生!その通りですね。
この本が出版されたのは2020年9月なので、厚生労働省がまだ積極的接種勧奨の差し控えをしていた頃です。
「積極的接種勧奨の差し控え」がどういう意味なのかと言う話も載っていますが、いよいよ4月から積極的勧奨が再開されます。