産婦人科医ひまわり先生のブログ

コロナワクチンとHPVワクチン 種類の違い

コロナワクチンとHPVワクチン 種類の違い

#がん(予防、検診、治療)

昨日のブログに、コロナワクチンは接種するときに痛くないのは針がいいからだと勝手に想像して書いてしまいました。

「私は痛かった」という方、ごめんなさい。

さて、接種後の副反応はどうでしょうか?

コロナワクチンの方が多いようです。

それもどうしてかな?と私なりに考えてみました。

現在日本で主に接種されているコロナワクチンは、

皆さんもご存知のようにm-RNA(メッセンジャーRNA)ワクチンです。

抗体を作るための遺伝子(m-RNA)が入ったワクチンです。

遺伝子の一部しか入ってないので、感染はしません。

ウイルスも体内でつくられません。

安心してください。

それではHPVワクチンはどうでしょうか?

遺伝子の一部が入っているのか、いないのか、HPVワクチンには入っていません。

HPVワクチンは「ウイルス様粒子」と呼ばれるもので、遺伝子は入っていません。

空っぽの殻だけなのでとても安全なワクチンです。

コロナのようにHPV(ヒトパピローマウイルス)は変異しませんから、3回接種すればしっかりと抗体が作られます。

HPVワクチンは2006年に発売されました。

それから16年なので、16年間は免疫効果が持続することが確認されてます。

多分20年以上は大丈夫だろうと予想されてます。

話がどんどん発展していってしまいます。

今日はこのくらいにしておきます。

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