診断的HRT(ホルモン補充療法)
のぼせ、ほてり(ホットフラッシュ)、発汗、頭痛、めまい、集中力低下、不眠、不安、疲れ、肩こり、関節痛など
これらは更年期によくみられる症状ですが、
更年期症状には他にも
耳鳴り、物忘れ、動悸、息切れ、口の乾き、のどのつかえ、食欲不振、吐き気、便秘・下痢、皮膚や粘膜の乾燥、かゆみ、しびれ、知覚過敏、筋肉痛、腟炎、性交障害などがあります。
こうやってみると自分の症状は更年期症状?
と思ってしまうくらい多様な症状です。
更年期症状は卵巣機能の低下による
エストロゲンの低下でおこる症状です。
そのためエストロゲンを少し補充することで
更年期症状は緩和されます。
これをHRT(ホルモン補充療法)といいます。
ホルモン剤はちょっと(使いたくない)・・・
という方もいるかもしれませんが、
まずはお試しで2週間使ってみてもいいと思います。
私は勝手に「診断的HRT」なんて言ってます。
HRTをして症状が改善すれば
「やっぱり更年期症状だったんだ。よかった」
「更年期症状だとわかってホットした」
(特に関節痛などでHRTをお試しした方は、原因がわかって安心する方が多いです。)
「症状が良くなったからHRTを続けたい」
「症状の原因が分かったので、漢方などで様子をみたい」
その後の希望はそれぞれですが、
継続する方がやっぱり多いですね。
中には全く症状がよくならないとか、
少しよくなったけどあまり改善してないという方もいます。
ストレスはないですか?
ストレスが原因で起こる症状を
「ストレス反応」といいますが、
更年期症状とストレス反応はよく似た症状があります。
不眠、不安、疲れ
食欲不振、吐き気、のどのつかえ
などなど。
HRTをしても改善しなくて
「やっぱりストレスだったんだ」
「思い当たることあります」
という方もいます。
まずはHRTを2週間試してみてください。