子宮内膜症が体に及ぼす影響
子宮内膜症とは、子宮の内側にある子宮内膜という組織が子宮以外の場所にみられる病気です。
1月24日から子宮内膜症学会(エンドメトリオーシス学会)が開催中です。
約1か月間のWEB開催なのでゆっくり視聴してます。
(きっと終了間際で慌てると思う。)
子宮内膜症については学会のHPを参考にしてください。こちらから>
子宮内膜症が不妊症の原因になったり、
卵巣にできたら卵巣がんのリスクになることはよく知られてますが、
それ以外にも様々なリスクがあることが、今回の学会でも強調されてます。
● 妊娠・出産における合併症の増加(早産、前期破水、前置胎盤など)
● 脳梗塞・狭心症・心筋梗塞などの心血管疾患のリスクを上げる
どうして?
正確にはよくわかっていませんが、
子宮内膜症は「炎症」の病気なので、慢性炎症や免疫系の異常が原因ではないかと考えられてます。
不妊症、卵巣がん、妊娠中の合併症、心臓や血管の病気など、将来起こり得るリスク予防のためにも子宮内膜症を予防・治療していくことはとても大切です。
まず、月経痛があると子宮内膜症になりやすいので、
月経痛は放置しない。
子宮内膜症と診断されたら早く治療を開始する。
治療はホルモン治療(または手術)になりますが、妊娠希望の場合は早めに妊娠することが一番の治療になります。