低用量ピルが日本で初めて発売されたのが1999年。

当時は避妊薬という扱いだったせいもあるかもしれませんが、

どんなに頑張っても１％の使用率でした。

2008年に月経痛の治療薬としてピル承認されましたが、

それでも普及率は３％でした。

だから患者さんから

「みんな飲んでるんですか？」と聞かれても

「みんな飲んでないんです。」

ピル飲まないから月経痛で辛いのを我慢したり、

子宮内膜症になっちゃったりするんですよ。

あなたには飲んで欲しい！って言ってました。

ところが、最近ピル使用率が急増しているらしいです。

2023年のデータによりますと「12.6％」。

嬉しいですね。

ピルってみんな飲んでるんですか？

「ハイ！みんな飲んでますよ。

あなたも飲みましょう！」

と言えるのももうすぐです。

※低用量ピルの副作用に血栓症というのがあります。そのためリスクがある方（喫煙者や40歳以上の方など）には別の薬を提案させていただくことがあります。