産婦人科医ひまわり先生のブログ

子宮内膜症 早めに治療しましょう

子宮内膜症 早めに治療しましょう

#子宮内膜症/腺筋症、子宮筋腫

子宮内膜症っていう病気のことが、

だんだん知られるようになってきました。

最近では今年夏のテレビドラマ

「18/40~ふたりなら夢も恋も~」ですね。

深川恭子さん演じる40歳の成瀬瞳子(なるせ とうこ)さんが

子宮内膜症と診断されました(ドラマの中の話です)。

若い頃に子宮内膜症の痛みに苦しんだ私としては、

「あの頃の私、暗かったな~」

「あんなに明るくできないよな~」と

深川恭子さんの明るさを羨ましいなと思いながら観てました。

子宮内膜症は、子宮内膜と同じ組織が子宮以外の場所で発生する病気です。

<子宮内膜症の症状>

代表的なものは「痛み」と「不妊」です。

痛みの中でも月経痛は子宮内膜症の患者さんの約90%にみられます。

この他、月経時以外にも腰痛や下腹痛、排便痛、性交痛などがみられます。

こうした症状は20~30歳代の女性に多く発症し、加齢による女性ホルモン分泌の減少を境におさまります。

また、妊娠を希望する生殖年齢の女性では「不妊」が問題となります。

妊娠の希望のある内膜症患者さんの約30%に不妊があると考えられています。

(日本産科婦人科学会HPより引用)

子宮内膜症は早く治療することが重要ですが、

低用量ピルなどで予防もできます。

生理痛がある方は、

我慢しないで早めに婦人科を受診しましょう。

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