骨粗鬆症と生活習慣病
本日は骨粗鬆症の話です。
骨粗鬆症は、骨量(骨密度 )が減って骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。
主な原因をあげてみます。
加齢
閉経
過度なダイエット
運動不足
喫煙、過度の飲酒
ステロイド薬の長期服用
生活習慣病など
この中で予防できないものがあります。
アンチエイジングといわれてますが、加齢は誰でも起こります。
閉経もすべての女性に訪れます。
もちろん、骨粗鬆症予防にエストロゲンを補充するHRT(ホルモン補充療法)をすれば骨量の減少は防げます。
ただし、全ての女性がHRTができるわけではありません。
ステロイド薬の長期服用については、最近では骨粗鬆症の薬を併用するようになってきたので安心して治療を続けてください。
生活習慣病はどうでしょうか。
糖尿病、慢性腎臓病、脂質異常症などがあると骨粗鬆症になりやすいことがわかってきました。
健康診断で異常がひっかかったら放置せずに早めに内科を受診してください。
それから生活習慣病の予防は、
禁煙、運動、過度の飲酒を控えるなど、
これらの生活習慣改善は骨粗鬆症予防にもつながります。
それから、過度のダイエットは骨粗鬆症の大きなリスクになります。
特に若い女性のダイエットや体重減少は要注意です。
女性は15~18歳頃、男性は20歳前後に人生最大の骨量に達します。
その時期に体重が少ないと、十分な最大骨量を獲得することができません。
私は10代の頃から体格が良かったので、
最大骨量は平均よりも高く獲得できたようです。
閉経後は少しずつ骨量は減ってますが、まだまだ大丈夫!
(そんなこと自慢してどうするんだ~と思いますが・・・)