30年ほど前に立川に2年ほど住んでいたことがあります。

病院のすぐそばのアパート。

5階建てなのにエレベーターがない。

毎日5階まで階段で往復。

建物が傾いてるのか、サッシが歪んでいるのか、

窓とサッシの間に隙間。

そんな古いアパート。

当時の立川駅前は競馬新聞を持ったおじさんたちであふれてました。

今の立川駅ビルの様子からは想像できませんね。

前置きが長くなりましたが、本日は美味しい和菓子の話。

病院と自宅の近くに「紀の国屋」という和菓子屋さんがあって、

そこの「おこじゅ」というお菓子がとても美味しくて、

毎日1個買って食べてました。

紀伊國屋でなくて「紀の国屋」。

体重が増えちゃってスタッフに注意されたり、

そのくらいおこじゅのファンになってしまいました。

「おこじゅ」はどら焼きのようなお菓子ですが、

普通のどら焼きよりもしっとりしていて、

甘さ控えめ、あんこも美味しい。

立川から転居しても、おこじゅの美味しさは忘れることはなく、

八王子のそごうで扱っているのを知って、

たまに自宅用に買ったり、おつかいものにしたりしてました。

そごうも閉店となり、おこじゅを買う機会もなくなったのですが、

先日二十数年ぶりに立川に行く機会がありました。

きっと駅ビルのお店に売っているはずだと思って探したのですが、

見当たらない。

検索してみたら、紀の国屋さん昨年倒産したと書いてあって、

ビックリというよりも残念というか悲しくなりました。

でも、その記事の下に元従業員の皆さんが

「紀の国屋の味を復活」という記事がありホットしました。

いつかまた「おこじゅ」を食べる日が来ることを

楽しみにとっておきます。