産婦人科医ひまわり先生のブログ

10代でも子宮がんになるの?

10代でも子宮がんになるの?

#がん(予防、検診、治療)

子宮がんには

子宮の入口にできる子宮頸がんと

子宮内腔の内膜にできる子宮体がん(子宮内膜がん)があります。

若い方がかかるのは子宮頸がんです。

私の経験では

20歳で子宮頸がんが見つかった方がいました。

幸い初期だったので、

円錐切除術といって子宮の入り口を切り取るだけで治療できました。

その後妊娠・出産もできました。

腫瘍専門の病院の先生によると、

18歳で子宮頸がんの進行がんで亡くなられた方もいます。

がんは大人の病気と思われがちですが、

10代でも子宮頸がんになることがあります。

子宮頸がんはワクチンと検診で予防ができます。

早めにHPVワクチンをうちましょう。

二十歳になったら子宮頸がん検診をというキャッチフレーズがありますが、

性交渉をもったらしようねとお話ししてます。

中・高校生が、おりものが気になるといって受診されたときに、

性交渉があれば子宮頸がん検査をするのですが、

異形成という前がん病変が見つかることが時々あります。

ビックリするかもしれませんが、

がんになる前に見つかってラッキーと思ってね。

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