黄体ホルモン(ジェノゲスト)に救われた女性たち
黄体ホルモン製剤のジェノゲスト1㎎は
子宮内膜症や子宮腺筋症の薬です。
1㎎の錠剤を1日2回服用します。
先発品はディナゲストといって、
発売当時は薬価が1錠500円でとても高価な薬でした。
ジェネリックが出たのが2017年6月、
半額くらいになって喜んだものです。
今ではもっと安くなりましたね。
先発品のディナゲストは当時
保険3割負担でも1か月1万円もする高い薬でした。
それでも患者さんの満足度は高く、
この薬に救われてた女性はたくさんいます。
もちろん私も子宮内膜症と腺筋症で飲んでました。
そういえば、2011年の東日本大震災のときは、
工場が被災してディナゲストが品薄になったことがありました。
患者さんには2週間分ずつ処方、
在庫の確認ができて28日分56錠の瓶入りを出せるようになったときには、
「いつ、今日はもう処方できませんと言われるか、ハラハラしてました」
と言われるほど、患者さんの人気が高い薬です。
月々1万円負担の薬が
後発品発売で半額となり、
今では1,600円/月くらいに安くなりました。
多くの女性が子宮内膜症の痛みから解放され、
笑顔で生活できますように。
そんな診療を続けていきたいと思います。