日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳
女性の方が6歳も長生きするにもかかわらず、
健康寿命は男性72歳、女性75歳でさほど変わりません。
80歳の自分を想像してみましょう。
がんや特別な病気の場合は仕方ないですが、
転んで骨折、安静、いつの間にか紙おむつ、
寝たきりになるのは避けたいものです。
女性は男性よりも骨粗鬆症になりやすいので、
健康寿命を延ばすには骨粗鬆症の予防と治療は欠かせません。
当院では腰椎の骨密度検査ができます(※)。
Aさんは70歳なのに骨密度たっぷりで若い方と同じくらい。
一方、Bさんはまだ45歳なのに骨粗鬆症。
この違いはいったい何なのでしょうか?
骨は10代で作られて20歳頃に最大骨量になります。
おそらくAさんは思春期にしっかり食べて、
運動もしていたのでしょう。
思春期の頃にダイエットなどをして痩せていると、
骨がしっかり作られません。
思春期に最大骨量をできるだけ増やすことが
骨粗鬆症の予防につながります。
最近気になるのはダイエットです。
骨粗鬆症はおばあさんの病気だと思っているかもしれませんが、
思春期の過ごし方がとても影響してきます。