産婦人科医ひまわり先生のブログ

閉経前でも骨密度は年間1%ずつ減ってる

閉経前でも骨密度は年間1%ずつ減ってる

#骨粗鬆症

米子で開催された女性医学学会、

会場へは行けなかったのでオンライン視聴してます。

期限は12日(月)までなので、この週末はパソコンとにらめっこです。

勉強になりますね。

ということで、本日は骨粗鬆症の話です。

骨は10代~20代前半に作られピークをむかえます。

最大骨量といいます。

どれだけの骨量(骨密度)が獲得できるかで、

将来の骨粗鬆症のリスクも決まってきます。

骨は女性ホルモンのエストロゲンに守られてます。

(エストロゲンは骨吸収を抑えます。)

簡単に言うと、エストロゲンは骨が溶けるのを抑えます。

だから、閉経してエストロゲンがなくなると、骨量は減少していきます。

それなら閉経前はどうなのでしょうか?

20代前半までに獲得した最大骨量は、閉経までキープされると私は思っていたのですが、そうではないようです。

年間1%ずつ骨量は減っているということです。

たしかに、骨密度平均曲線を見ると、閉経まで緩やかに減少、閉経したら急減ですね。

10代20代で大切なのは骨を作ること。

できるだけ高い最大骨量を獲得することです。

よく食べて、運動することが骨の材料?になります。

体重が少ないと骨密度は増えません。

ちなみに私は運動しなかったけど(運痴でできなかった)、体が大きいので(体重が多い)、高い最大骨量を獲得できていたようです。

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