産婦人科医ひまわり先生のブログ

還暦になって思ったこと

還暦になって思ったこと

#子宮内膜症/腺筋症、子宮筋腫#更年期、HRT、イソフラボン

6月23日にお誕生日を迎え還暦になりました。

60歳になって思ったことは、

更年期症状のホットフラッシュ(のぼせ)って、まだ出るんだなあってことです。

更年期症状は一生続くことはありませんから、心配しないでください。

私はホルモン剤を使っていたので、正確な閉経の年齢はわかりませんが、

更年期症状で一番不安だったのは手指の関節症状です。

ちなみに、私が当時使ってたホルモン剤は

ジェノゲスト(黄体ホルモンの内服)とミレーナ(子宮の中に入れる黄体ホルモン)です。

私は、重症な子宮内膜症と腺筋症があったので、ダブル治療をしていました。

出血もなし、痛みもなしで、そのまま閉経を迎えたようです。

閉経の時期は不明でも、更年期症状は人並みにありました。

手指の関節がこわばって、変形もしてきて、

このまま私の指はどんどん悪くなるのではないかと心配しましたが、

いつの間にか気にならなくなりました。

本当!

更年期症状は一生続かないっていうけど、本当にそう思いました。

今では、時々のぼせが出るくらいです。

のぼせくらいなら、楽しんじゃおう!

って気持ちで過ごしてます。

時々、閉経後10年以上してからHRT(ホルモン補充療法)を希望していらっしゃる方がいますが、

HRTは閉経前後、できるだけ早い時期から開始する方が、動脈硬化の予防にもなります。

私は子宮内膜症や腺筋症があるので(どちらも閉経すると治る病気なので)、HRTはしていません。

お試しした時期もありますが、痛みが再発して止めました。

だから、「更年期症状、楽しんじゃおう!」っていう気持ちで過ごしてます。

HRTをして生き生きしている患者さんを見ると羨ましいですが、

だから思うのです。

私のような子宮内膜症にならないように、

10代20代の若い頃から低用量ピルで内膜症を予防して欲しいのです。

それが、私の願いです。

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