産婦人科医ひまわり先生のブログ

月経を制する者は受験を制す

月経を制する者は受験を制す

#低用量ピル、月経

あの試合、生理じゃなかったらメダル取れたかもしれない

10年ほど前に日本産婦人科学会で作った

ポスターのキャッチコピーです。

試合を試験に言い換えると

あの試験、生理じゃかなったら合格したかもしれない

1~3月の受験シーズンになると、

駆け込みで月経調節を希望して受診する女子が増えます。

直前の調節は「中用量ピル」を使います。

低用量ピルよりもホルモン量が多いので、

吐き気が強く出ることがあります。

吐き気止めも一緒に出しますが、

早くから低用量ピルでコントロールするのがベストです。

低用量ピルはホルモン量が少ないので、

吐き気などの副作用がほとんどありません。

でも最初のうちは不正出血が起こりやすく、

中用量ピルよりも出血のコントロールがしにくいので、

直前の月経調節では使用できないことがあります。

今からでも遅くありません。

低用量ピルを開始して、慣れるまで2カ月。

1~3月は自由に月経をコントロールしましょう。

それから繰り返し言いますが、

月経痛を我慢するのも実力のうちなんて考え方は大間違いです。

月経痛は病気です。

治療が必要です。

早めに婦人科を受診してください。

最近の投稿

カレンダー

2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031