小青竜湯って酸っぱい?
花粉症のシーズンになってきました。
花粉症の漢方といえば小青竜湯(しょうせいりゅうとう)です。
私は花粉症がないので、鼻水のかぜにしか飲んだことはないですが、少し酸っぱい味がします。
小青竜湯には次の薬草が入ってます。
麻黄 桂枝 芍薬 細辛 乾姜 五味子 半夏 甘草
酸っぱいのは、五味子(ごみし)という果実のようです。
五味子には咳を鎮めたり、炎症をとる作用があるので、小青竜湯は気管支炎や気管支喘息にも使うことがあります。
花粉症への使い方は個人差があります。
朝一包飲めば一日大丈夫という方もいますし、1日3回必要な方もいます。
抗アレルギー薬と併用している方もいます。
漢方は眠気が出ないのでいいと言う方もいます。
花粉症がひどい方は、予防として、シーズン前から小青竜湯を飲み始めることもできます。
いったん症状が出て炎症が起こってしまうと鎮めるのが大変なので、症状が始まる前から飲むといいらしいです。
花粉症でお困りの方は、治療のひとつに漢方も検討してみてください。
花粉症に使う漢方は小青竜湯だけではありません。
小青竜湯に附子(ぶし)を加えたり、越婢加朮湯(えっぴかじゅっとう)、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などがあります。
もちろん漢方が全く効かない方もいますので、その場合はごめんなさい。