産婦人科医ひまわり先生のブログ

子宮内膜症は予防が大事だと思う

子宮内膜症は予防が大事だと思う

#低用量ピル、月経#子宮内膜症/腺筋症、子宮筋腫

12月上旬にオンラインで参加した女性医学学会。

子宮内膜症や女性のヘルスケアに関わる内容が盛りだくさんで、とても勉強になりました。

子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の場所で発生して発育する病気です。

主な症状は月経痛ですが、月経以外の腹痛を起こすこともあります。

それから、不妊症の原因になったり、卵巣にできたら卵巣がんのリスクになる場合があります。

治療はとても進歩しています。

でも初期の診断はとても難しい。

だから、月経痛や原因不明の腹痛がある場合は、子宮内膜症を疑って治療をします。

でも、やっぱり重要なのは子宮内膜症にならないこと。

月経痛は放置しないで、10代の頃からしっかり治療しましょう。

最近は低用量ピル以外の治療薬もあります。

小、中、高校生、それ以上でも性交経験のない場合は、お腹から超音波検査をすることで子宮卵巣の状態を観察することができます。

躊躇せずに、まずは受診してください。

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