産婦人科医ひまわり先生のブログ

子宮体がん検査について

子宮体がん検査について

#がん(予防、検診、治療)

一般的に子宮がん検診というと

子宮頸がんの検査のことを言います。

子宮がんには子宮頸がんと子宮体がんがあります。

子宮頸がんは初期では症状がないので、

症状がなくても定期検診を受けましょう。

一方、子宮体がんは初期から症状が出やすいがんです。

子宮体がんは閉経前後から閉経後に起こりやすいので、

不正出血やおりものなど気になる症状があれば

婦人科を受診するようにしてください。

子宮体がん検査は痛いと聞いたからしたくないという方がいます。

先日も不正出血で受診された方で、

念のため子宮体がん検査をしましょうと説明したら、

痛い(と聞いた)のでしたくないと言います。

必要性を説明して検査をしたところ、

「もう終わったんですか?」と

痛くなかったのでビックリされてました。

検査でも治療でも痛いのは嫌ですよね。

HPVワクチンも痛いので嫌ですよね。

できるだけ痛みを感じないように工夫はしていますが、

少し痛いのは頑張ってください。

さて、最初に子宮がん検診は子宮頸がん検査のことだと書きましたが、

子宮体がん検査も一緒にした方がよいのでしょうか?

その時の症状や検査所見にもよりますので、

検診の際にご相談ください。

不正出血など特に症状がなく、

超音波検査でも子宮体がんを疑わせる所見がなければ

体がん検査はしなくてもいいと思いますよと話すこともあります。

逆に、特に症状がなくても

超音波検査の様子から検査した方がよい場合もあります。

検診では超音波検査を併用しないこともありますし、

その時の検査で特に異常ないと言われても、

症状があったら婦人科を受診するようにしてください。

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