女性ホルモン剤で病気の予防ができる?!
女性ホルモン剤を飲んでいる女性の皆さん、
治療のために仕方なく飲んでるなんて思っていませんか?
月経痛の治療のために低用量ピル、
更年期症状の治療のためにHRT(ホルモン補充療法)、
治療だけじゃないんです。
実は病気の予防にもなるんですよ。
低用量ピルは排卵を抑えるので卵巣がんを予防します。
子宮内膜の増殖を抑えるので子宮体がんの予防にもなります。
ジェノゲストという黄体ホルモン製剤も同様です。
ジェノゲストも月経痛や子宮内膜症の治療薬ですが、
ピルと同様に排卵を抑えて子宮内膜を薄くするので、
卵巣がんや子宮体がんの予防効果が期待できます。
新しい薬なのでエビデンス(証拠)はまだありませんが・・・。
だ・か・ら
10~20代のほとんど全ての女性に
低用量ピルやジェノゲストを飲んで欲しいと思ってます。
一方、HRTは閉経前後から使うホルモン剤で、
エストロゲンという女性ホルモンを補充する方法です。
エストロゲンには骨が溶けるのを抑える作用があるので
(正確には骨吸収を抑える作用があるので)、
骨粗鬆症を予防する効果があります。
HRTで骨粗鬆症を予防!
閉経後の健康管理にもってこいですよね。
でもHRTができない人や適さない人もいます。
私などは子宮内膜症という病気があったので、
HRTをしないという選択をしました。
健康管理、体のケアはとっても大事。
コレステロールや高血圧の薬、
骨粗鬆症の薬、
そして植物エストロゲンと言われてるイソフラボンなど、
上手に使って健康寿命を延ばしましょう。