産婦人科医ひまわり先生のブログ

体重、体脂肪率と月経

体重、体脂肪率と月経

#低用量ピル、月経#運動、スポーツ、平和

2/11(日)日本スポーツ協会公認スポーツドクター講習会最終日でした。

「アスリート」の概念が変わってきたという話がありました。

アスリートというと本格的に競技をしている人というイメージがありますが、

競技者だけでなく、「広くスポーツに取りくむ人」に変わってきたと言ってました。

確かにそうですね。

それから。体重や体脂肪率と月経の話もありました。

これはアスリートだけの問題ではないのでご紹介します。

体脂肪率と月経異常の調査では、

体脂肪率が減ると月経異常が起こり、

体脂肪率15%を切ると月経異常が急増します。

主には無月経ですね。

体重(BMI)との関係も同様です。

BMI=体重kg÷身長m÷身長m

BMI17.5以下は無月経になるリスクが高くなります。

これはホルモン剤で月経を起こせばいいという問題ではありません。

以下は私の勝手なたとえです。

卵とニワトリの話に置き換えると

体重減少⇒卵(原因)

無月経⇒ニワトリ(結果)です。

時々、月経が来れば体重が戻る(食欲が戻る)

と思って受診される親子さんがいますが、

その逆で、体重が戻れば月経が再開します。

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