低用量ピル 飲み始めの不正出血
月経痛などで低用量ピルの治療を始めると、
多くの方が経験するのが不正出血です。
月経痛の治療目的だけでなく、
月経不順や不正出血も改善できると思って始めた方もいると思います。
それなのに不正出血したら、ガッカリしちゃいますよね。
まあ、焦らないでください。
2シート目、3シート目になるにつれて不正出血は無くなります。
それから飲み忘れには注意しましょう。
飲み忘れると不正出血が起きやすくなります。
私たち産婦人科医が主に処方するのは
「低用量」や「超低用量」ピルです。
低用量、超低用量というのはエチニルエストラジオール(EE)というエストロゲンの量です。
日本の低用量ピルのエストロゲン量はおおよそ30㎍。
超低用量は20㎍。
ちなみに、短期の月経調節や不正出血の治療などに使う中用量ピルは50㎍です。
超低用量って中用量の半分以下ですよ。
ホルモン量が少ないほど吐き気などの副作用は少なくなります。
でも、不正出血は起きやすくなります。
だから1シート~2シート目の不正出血は様子を見ましょう。
それから飲み忘れも気をつけてくださいね。