低用量ピルの不正出血
月経痛の治療に低用量ピルが使われるようになって、
最近では「ピルこわい」なんて言う人は少なくなりました。
いや、ほとんどいなくなりました。
だから初回の処方もスムーズです。
ピルは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲスチン)の合剤です。
皆さんが聞いたことがあるのはエストロゲンだと思います。
低用量ピルは中用量ピルよりもエストロゲンの量が少なくなってます。
超低用量ピルはさらに少なくなってます。
ホルモン量が少なくなれば、副作用も軽減します。
吐き気で飲めないなんていう方はほとんどいなくなりました。
(私が初めて低用量ピルを飲んだのは1999年、当時は超低用量がありませんでした。最初は気持ち悪くて36時間おきに飲んでました。でもそれも最初のうちだけで、そのうちに24時間おきにちゃんと飲めるようになりました。)
もちろん副作用は個人差がありますので、
吐き気止めを処方することもあります。
超低用量ピル、響きもいいですね~。
でも一つだけ困ったことがあります。
それは不正出血が起こりやすいということです。
最初の1シート目、途中で出血しても気にしないで飲み続けましょう。
不正出血なかったらラッキーって思いましょう。
2シート目も同様に、不正出血があっても飲み続けましょう。
3シート目、4シート目になっても不正出血があるようなら・・・
・飲み忘れないですか~
・体調悪くないですか~(吸収が落ちているかもしれません)
飲み忘れもなくて、体調も万全ということであれば、
ピルの種類の変更を提案させていただくこともあります。
(必要に応じて、性感染症や子宮頸がん検査などをすることもあります。)
ピルライフを快適に送って欲しいので、
自分に合ったピルや飲み方を考えていきましょう。