予防や早期発見できる疾患がこんなにある!
女性特有の疾患でないものもありますが、
日本女性で増えている病気です。
そして、いずれも予防または早期発見が可能です。
◆子宮頸がん◆
HPVワクチンと検診で子宮頸がんを排除することができると言われています。
公費接種のHPVワクチンで、全体の子宮頸がんの6~7割、20代の子宮頸がんの9割を予防できます。
※HPV:ヒトパピローマウイルス
◆子宮内膜症◆
月経痛がある女性は将来子宮内膜症になるリスクが高くなります。
月経痛をホルモン剤(低用量ピルなど)で治療することで、子宮内膜症予防効果が期待できます。
それから、月経痛に子宮内膜症が隠れている場合があります。
ご安心ください。
月経痛のホルモン治療は、子宮内膜症の早期治療にもなります。
◆子宮内膜症による不妊症◆
子宮内膜症は不妊症の原因になります。
内膜症を予防したり、早期治療をすることで、
子宮内膜症による不妊症を減らす(予防する)ことができます。
◆子宮体がん◆
低用量ピルは子宮内膜を薄くして、子宮体がんの予防になります。
黄体ホルモン製剤(ジェノゲストやミレーナなど)も同様です。
また、子宮体がんは初期から不正出血などの症状が出るので、しっかり検査すれば早期発見が可能です。
◆卵巣がん◆
卵巣がんを早期に見つけるのは難しいです。
卵巣がんの主な原因は排卵です。
低用量ピルは排卵を抑制します。
低用量ピルを10年以上服用することで、
卵巣がんの80%を予防できると言われています。
◆動脈硬化◆
閉経後の低エストロゲンで、脂質異常症になったり、動脈硬化が進行します。
閉経前後の早期にHRT(ホルモン補充療法)を始めることで、動脈硬化を予防することができます。
◆骨粗鬆症◆
若い頃のダイエットは最大骨量獲得が低くなり、将来骨粗鬆症になりやすくなります。
ダイエット(体重減少)に注意しましょう。
◆乳がん◆
マンモグラフィ検査と超音波検査で早期発見が可能です。