ペッサリー自己着脱できた♡
ペッサリーは子宮脱や子宮下垂などのときに
腟内にいれるドーナッツ状のリングです。
40代でも子宮脱・下垂になる方もいますし、
最近は元気な高齢者が増えてきたので、
昔よりも患者さんが増えている気がします。
適切なサイズのペッサリーであれば
装着中の違和感はありません。
ついつい入っていることを忘れてしまう
なんてこともあるようです。
装着中のペッサリーは腟壁を少し圧迫するので、
長期間入れっぱなしにしていると
接している箇所にびらんが起こることがあります。
全くびらんが起こらない方もいますが稀です。
びらんになると出血やおりものが増えて、
子宮は下がらないけど、おりものが増えて困る
ということになります。
びらん予防にペッサリーの自己着脱をお願いしています。
子宮は重力や腹圧で下がります。
寝ているときは下がりません。
ですから、寝ているときはペッサリーは必要ありません。
夜外して、朝入れることで
装着時間(腟壁の圧迫時間)を減らし、
びらんを予防できます。
最初はできないという言うのですが、
やってみたら簡単にできたという声がほとんどです。
先日も「自分でいれられました。
通院もあまりしなくていいですよね。」
と喜んでいた患者さんがいました。
ハイ!自己着脱できれば通院間隔もあけることができます。