産婦人科医ひまわり先生のブログ

ピルを飲んでますが、月経痛がまだ少しあります

ピルを飲んでますが、月経痛がまだ少しあります

#低用量ピル、月経

月経痛の治療薬として最もポピュラーなのが

低用量ピルではないでしょうか。

飲み始めて「痛みもないし、量も減って快適!!」

という方がほとんどですが、

効果が不十分かも・・・という方もいます。

「飲む前よりはいいけど、やっぱり少し痛いかも」

「飲む前よりはいいけど、夜は心配だからナイト用ナプキン使います」

「このくらいなら我慢できるからいいや」 なんて思わずに、

もっとピルを有効活用しましょう。

その1.ピルの種類を変える

ピルにはいろいろ種類があります。

吐き気が出にくいピル、

出血を減らしたり痛みを減らす効果が高いピル、

不正出血が起きにくいピル、

ニキビの治療効果が高いピルなど、

ピルの種類によって特徴があります。

その2.連続して飲む

4週間ごとに出血を起こさずに、

連続して飲み続ける種類のピルがあります。

そうすることで年間の出血回数が

13回から数回に減らすことができます。

その3.黄体ホルモン(ジェノゲスト)に変える

吐き気などの副作用もなく、

月経痛の治療効果も高い薬です。

じゃあ最初からジェノゲストで治療すればいいじゃない

と思うかもしれませんが、

1日2回飲む薬なので

1日1回のピルに比べると管理が大変かもしれません。

でも、とてもいい薬ですので

痛みが気になる方は是非試してみて下さい。

もちろん重症な月経痛の方や、

子宮内膜症や子宮腺筋症などで早めに治療をした方がいい方、

低用量ピルの副作用が心配な方などは、

最初からジェノゲスト治療をご提案させていただくこともあります。

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