タバコは子宮頸がんのリスクを上げる
タバコが肺がんのリスクになることはよく知られてますが、
子宮頸がんも増加することがわかってます。
子宮頸がんは子宮の入り口にできるがんです。
初期は無症状なので、早期発見には子宮頸がん検診がとても重要です。
子宮頸がんのほとんどがHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因です。
女性の8割は一生に一度はHPVに感染すると言われています。
私も感染しているかもしれません。
だから子宮頸がん検診を受けてます。
それでは、HPVに感染したらみんながんになるのでしょうか?
安心してください。
HPVに感染しても、免疫の働きによって9割は自然に排除されます。
(一部、潜伏することもあるようですが。)
1割の確率でHPVの持続感染が続くと、
軽度異形成→中等度異形成→高度異形成→初期のがん→
と進行していきます。
タバコが子宮頸がんのリスクを上げる理由としては次のように考えられてます。
タバコは免疫力を低下させるので、
1.HPVに感染しやすくなる
2.HPVが排除されずに持続感染しやすくなる
余計なお世話と言われそうですが、子宮頸がん検診で異常が出た方には「タバコを止めようね」と必ず言うようにしてます。
そう強く言えるのは、私もかつてタバコを吸っていたからです。
幸い子宮頸がん検診で異常が出たことはありませんが、やっぱり体に悪いものですがから、止めて良かったと思います。
おばさん、うるさいよ!と思われてるかもしれませんが(きっとそう思われてるはずですが)、
「タバコやめようね・・・♡」と言っちゃいます。