スポーツと薬
婦人科でよく処方する薬について、
ドーピング薬剤かどうか考えてみましょう。
月経痛の治療などに処方する「低用量ピル」
これはドーピングにはなりません。
実際に女性アスリートの多くが低用量ピルを飲んでます。
それでは「漢方」はどうでしょうか?
薬局でも簡単に購入できますよね。
漢方薬の中には禁止物質を含んでいるものがあるので、
ドーピングでひっかかる可能性があります。
風邪をひいたから葛根湯というわけにはいきません。
葛根湯に入っている麻黄(マオウ)という薬草には、
エフェドリンという興奮作用のある物質が 含まれているからです。
ドーピング薬剤には十分に注意しなければいけませんが、
低用量ピルは上手に使って月経調節ですね。