シルガード9 15歳になる前に始めれば2回でいい
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)には
2価、4価、9価ワクチンの3種類があります。
そのうち9価ワクチン(シルガード9)は
子宮頸がんの原因となるHPV16・18・31・33・45・52・58型の感染と
尖圭コンジローマの原因となるHPV6・11型の感染を予防します。
自費で接種すると1回約3万円するワクチンですが、
今年の4月から定期接種に加わりました。
小学校6年生~高校1年生まで無料で接種できます(※)。
HPVワクチンは3回接種が基本でしたが、
シルガード9は15歳になる前に1回目を接種していでば、2回で接種完了になります。
2価、4価ワクチンはどうなの?
どうして15歳未満なの?
3回うった方が免疫上がるんじゃないの?
と疑問に思いますよね。
それは臨床試験の結果によるものです。
・使用したワクチンはシルガード9
・対象は9~14歳の女性
・2回接種と3回接種で有効性に変わりはなかった
詳しくは厚労省のHPをご覧ください。
問4-2. 年齢によってシルガード9の接種回数が異なるのはなぜですか?
デリケートな思春期女子に接種するワクチンです。
しかもコロナワクチンと同じ筋肉注射。
痛い回数は少ない方がいいですね。
(※)キャッチアップ接種について
高校2年生以上でも、接種の機会を逃してしまった女子は
2024年度まで無料で接種できます。
対象は平成9年度生まれ~平成18年度生まれ
誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日生まれの女子です。