産婦人科医ひまわり先生のブログ

アンドロゲンと痛み

アンドロゲンと痛み

#その他

1月28日(土)午後は東京丸の内にホルモンの勉強会に行ってまりました。

アンドロゲン(男性ホルモン)と痛みの話です。

「痛みは脳で生まれる」

気をそらすと痛みが感じにくいのはそのせいです。

なるほど~。

痛みは抹消からのシグナルで脳が活性化され、痛いと認識します。

痛みのシグナルは逆行することがあります。

そのため、状態がたいしたことなくても痛みを強く感じたり、

完全に治っていても痛みを感じることがあるようです。

(この辺りは私もしっかり理解できておらず、書き方が間違っているかもしれません。)

ここからが本題。

男性ホルモンのアンドロゲンには、疼痛の知覚を抑える作用があるらしいです。

男性の方が痛みに強くて、女性の方が弱い。

それは「男なら我慢しろ!」というジェンダーバイアスではないかと思ったのですが、

動物でも同様の結果だったというので、

オスの方が痛みに強くて、メスの方が弱いというのはどうやら真実らしいです。

その理由はアンドロゲン(男性ホルモン)。

アンドロゲンには疼痛の知覚を抑える作用がある。

アンドロゲンは男性だけでなく、私たち女性の体にもあります。

アンドロゲンと仲良くしたいですね。

例えば、低用量ピルにはいくつか種類がありますが、

アンドロゲン作用が少しあるピルと、ないピルがあります。

それを上手く使い分けられたらいいなと思ってます。

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