産婦人科医ひまわり先生のブログ

がん医療の進歩

がん医療の進歩

#がん(予防、検診、治療)

生涯でがんにかかる人は2人に1人、

だれもががんにかかる可能性があります。

これは医療の進歩や生活環境の改善などによって

長生きするようになったのも要因の一つらしいです。

長く生きれば身体の中にがん細胞ができることもあります。

がんは早期発見、早期治療といいますが、

がん医療の進歩によって治療成績が向上してます。

がんの治療といえば手術、抗がん剤、放射線治療が主でしたが、

今は他にも治療方法があります。

1.粒子線治療(重粒子、陽子線)

体の奥深くにある腫瘍に粒子を集中的に当てることで、高い効果と少ない副作用で治療ができます。重粒子線施設は全国に7か所しかないですが、その一つが神奈川県立がんセンターです。

2.分子標的薬・免疫チェックポイント阻害薬

分子標的薬は、がんだけにある分子を目印に攻撃します。

免疫チェックポイント阻害薬は、がんを攻撃する免疫力を高める薬です。

3.ゲノム医療

患者さんのがんの遺伝子を調べて薬を使い分ける方法です。

このように医療はどんどん進歩しています。

がんが見つかるのが怖い、なんて思っているあなた。

だれもが「がん」になりうる時代です。

早期発見、早期治療はもちろんベストですが、

治療方法がとても進歩してきているので、

上手にがんと付き合っていきましょう。

「がん」との付き合い方について

横浜市医師会「みんなの健康」に掲載されてます。「がんとの付き合い方お話します」こちらから>

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