貧血とは、赤血球の中の
ヘモグロビンが少なくなった状態です。
慢性な貧血は症状が出ないことが多いので、
必ず血液検査で診断しましょう。
貧血の原因が栄養不足の場合は、
食事による鉄の摂取や、鉄剤服用などで治療が可能です。
貧血の原因が月経の量が多い場合は、
月経の量をコントロールする薬が用いられます。
月経をコントロールする薬の代表として低用量ピルがあります。
低用量ピルを飲むと、
月経の量が減り、痛みも和らぎます。
低用量ピルでなく、ジェノゲストという
黄体ホルモン製剤を使う場合もあります。
それでも出血がコントロールできない場合や、
子宮筋腫や子宮腺筋症などの病気が原因の場合は、
一定期間、出血を止める治療を行うこともあります。
お薬で良くならない場合は、
手術治療を検討することもあります。
まずは貧血の原因が何なのか診断することが大切です。